カカイルクエスト

【4】
「ごめん、テンゾウ。お前のことをないがしろにするつもりはないんだけど、どうしてもイルカのことが頭から離れないんだ。復活の呪文は諦めてくれないか?」

「わかりました先輩がそこまでいうなら諦めましょう。でもせめて宿屋で丸一日休ませてください」

「ん。わかった。ごめんね、テンゾウ」

そんなこんなで次の街、ジパングにたどり着いた二人は宿をとった。
カカシは部屋に荷物を降ろすと、イルカにつながる情報を探しに街へと出た。

ボフン。
勢いよくベットに倒れ込んだテンゾウはすぐさま眠りの世界に旅立ったが、服の中にスライムを入れられる夢を見てしまった。

「なっ、なにするんですか、そんなところに入れないで! やっやめっカカッさ……あっ!!! あっぬるぬるしてるっ!! あぁーーーっ!!」

夜が明けて、二人分の旅の荷物を持ったテンゾウが支払のために宿屋のカウンターに立ち寄ると、主人がニヤニヤと笑いながら話しかけてきた。

「昨夜はおたのしみでしたね」

「はぁ……まぁ、それなりに? 楽しかったのかなぁ、ただ寝てただけですけど」

「はーん。お兄さんも相当のすきものだねぇ。気に入った! コレを差し上げましょう」


テンゾウはローションを手に入れた!


訳がわからないまま、ローションを手に宿屋を出たテンゾウは戻ってきたカカシと鉢合わせた。

「テンゾウ! イルカ先生の居場所がわかったぞ」

「えぇっ。よかったですね!!」

「それがそうでもないんだ。イルカ先生は長年ジパングを悩ませているヤマタノオロチンコの生贄にされてしまったんだ」

「大変だ! すぐに助けにいかないと!」

「ヤマタノオロチンコはジパングの北の洞窟にいる!」


――北の洞窟 最奥ーー

「あぁ、イルカっ!!」

「た、大変だぁー!!」

イルカはまさにヤマタノオロチンコに襲われていた。

性的な意味で。

ヤマタノオロチンコはその名のとおり、チン○が8股にわかれ触手のような形状になっている珍しい竜である。
その8つの触手がイルカの服の中に侵入し、イルカの柔肌を蹂躙していく。


▼テンゾウはイルカを助けますか?

→はい
→いいえ